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絶体絶命(19) 感想 11/1日掲載 [我らがパラダイス 感想11月分]

我らがパラダイス289
絶体絶命(19) 11/1日掲載の感想です。
こう言うときは頼めるのは弟しかいないね。


夜中にも関わらず、珍しく弟が電話に出た。

弟はお袋に何かあったかと尋ねると、朝子は
似たようなものさと答えた。

「えっ」と慎一はいうが、今は急を要している。

朝子は30分以内にレンタカーを借りてすぐに私を
迎えにきてと頼む。

慎一も聞きたいことはいっぱいあるが、慎一は
わかったよと電話をきる。

その後何をすべきか朝子は素早く考える。


星野喜美子の遺体をセブンスタータウンの部屋に
連れてきて、母チヅと交換する。
母は弟の車で家に一旦帰す算段だ。

それがうまくいったとしても、他の介護士が
おかしいと思わないだろうか?

昨日まで元気だった人が急に亡くなるなんて。

それになんだか顔も違うような気がすると。

でもやらねばならぬ。
イチかバチかでやるしかない。


どっちに転ぶかはその時になってみないと
わからない。

それも夜明けまでだから時間がない。

おととい、さつきが遠藤を強引に介護居宅に連れて
きたことで、このフロアーはざわついている。

いろいろと考えていたところ大事なことを思いだした。

慎一をもう一度呼び出す。

「借りるのは、バンだよ」と言う。

こう言うときは何だか、雨が降ってくるような気が
する。絶対交通事故は起こさないようにここに
連れてこなくてはならない。速やかにね。
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