妻の気持ち(6)感想 6/1日掲載

我らがパラダイス140
妻の気持ち(6)　6/1日掲載の感想です。
夫人の話はさらに続く。柿内は施設には
絶対はいらないと大声で叫んだが夫人は
無視した。
もうこうなると(体が自由にならない)怖いものは
ないと夫人は完全に上に立っている。

極め付きは「言う事をきかないとご飯をやらない
よ」と言ったら夫はおとなしくなったとは何と
恐ろしい事か。

夫人は完全に冷血な女と化してしまった。
そうしたのも柿内の今までの仕打ちがそう
させたのだから仕方ない。
自分のしたことは自分に返るという事ですね、

お手伝いさんにも夫の世話はしないように命令
した。

そして夫に言い渡した施設に入ってもらうと。

そしてセブンスタータウンの理事長に何とか
頼んでいれてもらったのだ。

ここに来た時、夫は「オレはここで死ぬのか」と
聞いた夫に夫人は「当たり前でしょう」と言った
夫人が又怖い。
それきり一度も会わなかった。これって監獄にやった
ようなものですね。

そのような母の豹変ぶりに驚いて、息子夫婦はこの
家に全く来なくなってしまった。
夫人は一人ぽっちですね。でも夫人は意思が固い人
だからこうなっても寂しくはないと思う。

夫人は田代に聞いた。
「介護する奥さんは夫を本当に愛しているんで
しょうか?」

田代はこう答えた。
「いきがかり上ではないでしょうか」
田代朝子も今までいろいろな病院や施設で色々な
人を見てきているのでそう答えたと思うが、真理
をついているかもしれませんね。
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