絶体絶命(27) 感想 11/9日掲載

我らがパラダイス297
絶体絶命(27)　11/9日掲載の感想です。
やはり、スピード違反でつかまったのですね。
相手の警官は若い人だった。

後ろの荷物は何だと聞いてくる。

「え!」
「え!!」
と姉弟は同時に叫んだ。

ここは冷静に答えなければならない。

朝子は覚悟を決めて「イタイ」です
と答える。

警官はそれを確認した。

「あっ本当だ。死体だ」と叫んだ。

朝子は彼の声を制した。

「死体じゃあありません。母のイタイです」

それで警官はいぶかる。
お母さんの遺体を運ぶのに、こんな風に無造作
に毛布にくるむってあり得ないと。

朝子はこんな若い警官を言い負かすこと位は
できると思う。

最後に死亡診断書を見せた。

これは水戸黄門の印籠だ。

これを見せられては警官も遺体に敬意を表して
罰金の手続きを済ませて、早くいきなさいと
なると思う。

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