細川邦子のバトル(8) 3/8日掲載

我らがパラダイス57
細川邦子のバトル(8)　3/8日掲載です。
登喜子はあれもダメこれもダメのだだこねる
人になっていて、邦子はこの議論にはもう
疲れてしまった。
さっき、登喜子は夫の退職金をもらって、家を
売ったお金を半分もらうと言ったばかりなのに
言ったことを忘れている。

この家を売って父を施設に入れるしかないと邦子
が言うと、登喜子は「この家を売るの?」と目を
丸くしている。

アマゾン本紹介

三樹男は転職したから、たいした退職金はもらって
いないので、その金を介護には使いたくないのだ。

父は年金をもらっていると思うが、少しは毎月
自分の金はあると思う。
登喜子は一番安い特養に入ってもらえばいいじゃ
ないのとつれなく言う。
もうこうなると、年寄りは邪魔者ですね。
それは、兄夫婦の生活費にも父の介護の費用
が食い込むからである。

邦子も父の事を何とかしたいと思っているが、
自分の家庭の生活には父は入りこませたくは
ないのだ。
しかし、登喜子は自分の家庭の中に義父の介護
が入りこんできて限界なのだ。

となるとお金のない年寄りの行く末は悲しい
ものですね。
このバトル、家のどこかで父が聞いていると
思う。そして何かを言うか、あるいは黙って
家を出ていってしまうとような気がする。
行くあてもないが・・・・・・

スポンサードリンク

タグ：我らがパラダイス57 感想 3/8日 特養