妻の気持ち(21)感想 6/17日掲載

我らがパラダイス155
妻の気持ち(21)　6/17日掲載の感想です。
チズの覚悟は固かった。
自分が施設に入って、子供たちには自分の人生
を歩んでもらいたいからだ。
チズは朝子は、看護師として働いていたほうが
生き生きしているという。

朝子はそれを聞いて、自分の事を何と暖かい目
で見ていてくれるのだろうと思った。

他の親をいろいろと見てきたが、自己中心的で
老化が進んでくると子供にすがりつき、子供
の人生を自分の介護に使ってしまう親が多いものだ。

兄弟の中で逃げ遅れた者が親の介護の犠牲になる。

独身の朝子は特にそうだが、逃げるつもりはなく
いつかは母と二人で介護をしながら暮らすのを
予想していた。

姉弟はデイサービスに行くのも嫌がっていたチズが
施設なんて絶対に無理だと言う。

しかし、チズはもう決めたのですぐに実行したいと
言う。自分がそうすることによって子供たちは、
自分の人生を歩みなと促す。

にも関わらず、慎一がこの後に及んで又、こんな
事を言ったのにはあきれた。
「このマンションを朝ちゃんにやるつもりなん
だろう。不公平だ」と。

慎一は300万をももらってそれを元手に自分で稼ぐ
道を探したらいいと思うのに、いまだに人の金を
あてにして。いつまでも子供として甘えてるよね。

もう、この辺の話になるとサブタイトルが「妻の気持ち」
となっているのを「母の気持ち」にした方がぴったり
だと思う。

スポンサーリンク

タグ：我らがパラダイス155 感想 6/17日